骨粗鬆症はこうして起こる
人間の体を支える屋台骨は背骨。
骨粗鬆症は背骨の椎体から始まります。
椎体の断面は、ビルディングに鉄筋のようにしっかりとした柱、梁でできています。
破骨細胞が骨を溶かしにかかりますが、骨芽細胞がカルシウムなどを吹き付けるようにして、層を作りながら元通りに修復します。
ところが、年をとりホルモンバランスが崩れると破骨細胞の働きが活発化して、骨芽細胞の骨作りが追いつかなくなります。
骨芽細胞が骨を元通りに修復しきれないうちに、破骨細胞が暴走して、骨をどんどん溶かしていくと、現象があちこちに起こると、網目状にしっかり詰まっていた骨の柱、梁の数が減って、スカスカになってしまうのが、骨粗鬆症。
骨の密度が4分の1減ると、体を支える力が2分の1に減ります。
ちょっとした力が加わっただけで骨折します。
骨粗鬆症中期の腰椎は、体重を支えきれなくなって、鈍い腰痛を感じる人が多く、骨の中がスカスカの状態になっています。
重症骨粗鬆症の腰椎は、骨がつぶれて輪郭さえ分かりません。
痛みに加えて、腰が曲がり、背丈が縮んだりします。
早ければ10年間で健康な骨が骨粗鬆症になります。
骨がもろくなって体を支えきれなくなり、些細なことで骨折します。
立ちあがった瞬間、棚のものを取ろうとして……日常生活の些細な動作がきっかけで骨折する、中高年の女性の間で増えています。
こうした女性の骨は、骨が透けるようであったり、密度が低くスカスカです。
骨がもろくなる病気、骨粗鬆症です。
必須アミノ酸とは
ビタミンDは骨の形成に関わりが深い栄養素です。
体内に入ったビタミンDは肝臓と腎臓で活性型ビタミンDという物質に作りかえられます。
活性型ビタミンDは、カルシウム、リンが腸管から吸収されるのを助け、体内での輸送に働きます。
血液中のカルシウム濃度が低いときには、副甲状腺ホルモンが分泌され骨からカルシウムを取り出します。
カルシウムの摂取量が少ないときには、尿中に排泄させないように腎臓で再吸収させる役目も担っています。
ビタミンDが不足すると、骨折しやすく、腰や背中や関節に痛みを感じる骨軟化症を招きます。
閉経後の女性、高齢者は骨粗鬆症の心配があります。
ビタミンDとカルシウムの摂取量が共に少ない場合は、動脈硬化も心配です。
体外に排出されにくい脂溶性ビタミンなので、大量にとると血管壁や臓器にカルシウムが沈着して障害を引き起こします。
ビタミンDは、紫外線を浴びると、コレステロールを原料として皮膚で作られます。
日光に良く当たっている人はそれほど不足する心配はありません。
魚介類や干しシイタケは、ビタミンDを多く含む食品です。 カルシウムを多く含むので、骨粗鬆症の予防にいいです。
たんぱく質は腸管でのカルシウムの吸収を促す。
体内で分解と合成を繰り返し、筋肉や臓器の構成成分となるたんぱく質は約20種類のアミノ酸で構成されています。
その中の9種類は体内で合成できないため必須アミノ酸と呼ばれ、食品から摂る必要があります。
必須アミノ酸とは、イソロイシン、ロイシン、リジン、フェニールアラニン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンです。
リジン、トリプトファンには、腸管でのカルシウムの吸収を促す作用があります。
ただし、たんぱく質は体内でエネルギーに変換されるときに、カルシウムを取り込んで排出してしまうので取り過ぎには注意が必要です。
たんぱく質の一種コラーゲン
コラーゲンは、体の組織の構成成分の30〜40%を占める重要な成分です。
細胞と細胞をつなぎ、栄養や酸素を細胞に補給したり、老廃物を取り除いてくれます。
コラーゲン不足は、髪の毛、皮膚の張りや柔軟性がなくなるために化粧品などの成分として大切です。
骨にカルシウムが沈着することを助けたり、骨と骨の潤滑油となる軟骨成分になります。関節の痛みを感じるときはコラーゲンの不足です。
骨の成分になっているコラーゲンはたんぱく質の一種で、たんぱく質をたくさん摂ったから、骨が強くなりません。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されて、利用できるように再合成されます。
このとき、コラーゲンとして再合成されるのはごく一部です。
コラーゲンは、動物の骨や皮に多く含まれ、鶏の手羽、レバー、豚足、牛すじ高級なところではふかひれ。
サプリメントを上手に摂って補ってくだいさい。
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