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手足がしびれる、感覚が鈍くなる

カルシウムが体内組織に沈着して障害が起こる

カルシウムが神経細胞の周りに沈着してさまざまな障害を引き起こす場合です
手足がしびれる、感覚が鈍くなると、刺激伝導速度が遅くなって神経の反応が遅れ動作が鈍くなるなどといった症状が現れます。
脳細胞にカルシウムが沈着すると、脳の働きが鈍り物覚えが悪くなったり、自分で自分の気持ちを制御できなくなったりします。
アルツハイマー病もカルシウム不足で脳細胞の細胞壁にカルシウムが付着することが原因で起こっている可能性が高いといわれています。
脳細胞に中には、カルシウムが入っていない状態が正常です。

カルシウムバランス維持が糖尿病のポイント

糖尿病は、食物として摂り入れられた栄養素が体の中で上手く利用されず、血液中のブドウ糖の量が異常に高くなる状態です。
それを数値で表したのが血糖値です。
血糖値は加齢とともに少し高くなり、数値は空腹時血糖に比べて、随時血糖の上昇幅が大きいようです。
筋肉を動かしたり、心臓の働きを維持するためエネルギーが必要です。
エネルギーを得るためには、大切なのがブドウ糖です。
ブドウ糖は、ご飯、パン、果物などが唾液、すい液、腸液などによって分解されて腸から吸収されやすい状態になったものです。
ブドウ糖を効率良くエネルギーに変換するために必要なのがインスリンというホルモンです。
血液中のブドウ糖が増加すると、カルシウムが膵臓に散在する内分泌組織、ランゲルハンス島のベータ細胞の中に入っていき、これを信号としてインスリンが分泌されて血液の中に流れ込みます。
このインスリンの働きによって細胞はブドウ糖を取り込み、分解してエネルギーに変換しています。
このときカルシウムバランスに異常があってインスリンが分泌されなければ、細胞はブドウ糖を取りこんでエネルギーに換えることができません。
そのために血液中のブドウ糖濃度=血糖値が上がり、高血糖になります。
インスリンの分泌に重要な役割を担っているのがカルシウムですが、カルシウムが正しく作用するには、 血液中のカルシウム濃度と細胞内のカルシウム濃度が、一万個対一個という比率を保っていなければなりません。

血液の働きにもカルシウムが重要

血液を構成する細胞成分として、赤血球、白血球、血小板という三つの血液細胞があります。
これらの細胞は、骨髄の中で、幹細胞という一種類の細胞から作られます。
血液の残り成分は血漿と呼ばれ、大部分は水分で、たんぱく質や無機塩類が溶け込んでいます。
母親の胎内の羊水の中で育っている胎児は、出生後とは違い、血液細胞を骨髄以外の場所、すなわち膵臓や肝臓で作っています。
これは、海水に棲んでいる魚と同じで、羊水や海水にはカルシウムが豊富に含まれているので、いつでもカルシウムを造血に使えるためだといわれています。
母親の胎内から出ると、そのような環境がなくなるために、体内で一番カルシウムが豊富な骨髄の中で血液細胞を作るようになると考えられます。

血液細胞の働きを左右する

血液細胞の一つである赤血球は、血液を赤く見せているヘモグロビンという色素を持っていて、体内の細胞に酸素を供給しています。
赤血球の数が少なくなると、貧血を起こしてフラフラしたり、疲れて酸素欠乏状態になります。
赤血球の中に余分なカルシウムが入ってくると、赤血球の細胞膜が破れて溶血現象が起こり、赤血球の数が減少して貧血などの原因になります。
血液細胞の血小板の機能は止血作用です、血管の壁が損傷したり、体の表面に傷ができたりしますと、血小板はそこに集まって粘着し、血を止めます。
カルシウムが重要な働きをしています。
血小板は、カルシウムの信号で縮んだり固まったりしてかさぶたを作り止血します。
白血球は、免疫に関与しています。
体外から侵入してきたウイルスや細菌、さらに体内で生まれた異物などを直撃、食べてしまいます。
白血球は、血管の壁を通り抜けて血管の外に出ることもできます。

免疫機能の強化やがんの抑制

いろいろな種類がある白血球
白血球は、核を持つアメーバ状の血球で、血液の約1%を占めます。
直径は0.008〜0.015mm、0.001mlの血液中の約4000〜9000個含まれます。
白血球は、好中球(こうちゅうきゅう)、好酸球(こうさんきゅう)、好塩基(こうえんききゅう)を顆粒球、または、多核白血球(たかくはっけつきゅう)と呼びます。
白血球は主に骨髄で作られますが、リンパ球は脾臓やリンパ節、胸腺でも一部が作られたり、そこで特別な機能が補給されたりします。
白血球の主な働きは、細菌を殺すことと病気から体を守る免疫の機能です。
白血球の働き
白血球の特徴の一つは、血管の外でも働くことができることです。
白血球の役割は、白血球の種類により異なります。
白血球の約60〜70%を占める好中球は、さいきんなどの病原体と戦いその病原体を食べる貪食(どんしょく)作用があります。
約6〜8%を占める単球は、血管の外の組織で働くときはマクロファージという形になってパクパクと細菌を食べ尽くします。
論破球は約20〜30%を占め、体を病気から守る免疫の働きをします。
リンパ球には、T細胞とB細胞があります。
白血球の産生は体の状態に応じて調整され、感染や炎症があると、病原体と戦うため骨髄は多くの白血球を作ります。
好中球
細菌やウイルスなどの異物を取りこんで分解、消化する。白血球のうち最も数が多い。
好酸球
好中球と同じような貪食作用を持つ。寄生虫を殺す。アレルギー反応に関係している。数は少ない。
好塩基球
アレルギー反応に関係している。数は少ない。
リンパ球
T細胞、B細胞、NK細胞といった種類があります。免疫機能の中心的役割をします。
単球・マクロファージ
血中にある単球が組織に出ると、マクロファージになり、異物を取りこんで分解、処理し、その異物の 破片をリンパ球のヘルパーT細胞に提示するという、免疫機能の情報収集の働きを持つ。
B細胞・T細胞
骨髄で作られたリンパ球に一部は、胸腺やリンパ節に送られ、パワーアップして特別な機能を監督します。
リンパ球にはB細胞とT細胞があります。
体を病気から守る免疫機能の働きをします。
胸腺は胸骨の裏側に1対あって木の葉のような形をしています。
胸腺に送られたリンパ球は胸腺細胞に分化し、T細胞になります。
リンパ組織に送られたリンパ球は、B細胞になります。
T細胞は細胞性免疫、B細胞は体液性の免疫の一部として働きます。
白血球の仲間が異物にたどり着こうとして動く様子はアメーバのようですが、その運動に欠かせないのがカルシウムの力です。
白血球が抗体や過酸化物をつくって異物を破壊するためにもカルシウムが必要になります。
白血球が異物に関する情報を交換し合うためにはサイトカインという物質が使われます。
サイトカインの分泌に関係しているのがカルシウム。
白血球とカルシウムはとても密接な関係があります。
体内カルシウムが不足してカルシウムバランスが崩れると、その関係にも悪影響を与えるので、白血球の動きが悪くなり、お互いの情報交換も上手くいかなくなって免疫を機能が低下します。
免疫機能を正しく維持するためには、カルシウムバランスを整えておくことが重要です。
血液中にカルシウムが不足すると、副甲状腺ホルモンが分泌して、骨からカルシウムを溶かし出します。
副甲状腺ホルモンは細胞の分裂と増殖を促進させる働きをします。
カルシウム不足の状態が長期間続くと、副甲状腺ホルモンが分泌されつづけ、細胞の増殖を過剰に刺激するために、がん発生の可能性が大きくなると考えられます。
がんを食い止めるにはカルシウムが必要です。
体内のカルシウムバランスを整えながらがん細胞を殺す免疫機能を高め、副甲状腺ホルモンの過剰分泌によるがん発生の可能性も除去して、がんを抑えることができるはずです。

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