ミネラルの一般的な働き
●硬組織の構成材料となる ●軟組織の構成材料となる
●生体機能の調節作用をする
●酵素反応の活性化物質、ホルモンなどの構成成分となる
食環境
現代の食生活は豊富な食品数に囲まれているにも関わらず、精白・精製食素材加工食品を食生活の基本においていることが多いため、精白・精製の過程で除かれる各種のミネラル摂取量が不足しやすい食環境にあります。
食品加工の過程で加えられるミネラルについては過剰摂取に注意しなければいけません。
これらのことはミネラルばかりではなくビタミンを始め、その他の栄養成分についてもいえます。
このような食環境にあることを十分に理解し、常に注意を払っていなければ、栄養素摂取のアンバランスに由来する健康障害を受けます。
とくに、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などは不足に人々が存在する可能性が大きいミネラルです。
硬組織とは
骨や歯などの組織です。
ミネラルは組織に強さ、硬さ、耐久性などを与えています。
骨はリン酸カルシウムの結晶化したハイドロキシアバタイトであり、カルシウム、リン、マグネシウムなどが主にこの働きに関係しています。
軟組織とは
筋肉、皮膚、血液、肝臓などの各臓器、神経などの組織です。
ミネラルはたんぱく質などの有機化合物と結合して、固形分を構成しています。
鉄、リン、カリウム、硫黄などがこの働きに関係しています。
生体機能の調節作用とは
生体機能には、神経系、循環系、呼吸系、消化系、生殖系、骨格系、内分泌系などの各系統のそれぞれの働きとそれらを統括・調節した働きが含まれます。
神経系の場合、刺激に対する反応から、学習・記憶などの高機能まで神経機能に含まれます。
ミネラルは、神経細胞の興奮性、細胞膜の透過性、筋肉の収縮、消化酵素への必要塩類の供給、血液や体液の酸・アルカリ平衡の維持、浸透圧の調節など生体の重要な機能に直接、間接関与しています。
ナトリウム・カリウム・塩素・リン・マグネシウムなどがこの働きに関係しています。
酵素反応の活性化やホルモンに関与するミネラル
酵素は微量で、体内のような温和な条件で、ある物質を他の物質に、効果的に合成または分解するたんぱく質です。
酵素反応は生物が生きていくために必要、欠くべからず反応です。
各種ミネラルは無機質のまま、あるいはビタミンなどと結合してそれぞれ特定の酵素反応を活性化します。
ヨウ素が甲状腺ホルモン=サイロキシンに含まれるように、ホルモンの構成成分となります。
マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、コバルト、ヨウ素、鉄などがこの働きに関係しています。
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