カルシウムの作用
ミネラルバランス
カルシウムは生体内のミネラルの中で最も量が多く、骨・歯の主要構成成分です。
体内のカルシウムの99%が骨と歯に存在、リンや炭酸と結合しています。
その他、筋肉、血液、細胞体外液に含まれています。
血清中のカルシウムは、9-11mg%存在し、たんぱく質と結合しているものが45%、遊離のものが55%といわれます。
骨のカルシウムは、カルシウムの摂取量が少ない場合に溶け出し、血清カルシウム濃度を一定に保つために役立てられます。
これがカルシウムカルシウムパラドックスです。
カルシウムは体液のアルカリ性保持、血液の凝固作用促進、神経興奮性の抑制や心筋をはじめとする筋肉の収縮・伸展、筋肉の興奮性の抑制などに関係しています。
カルシウムの供源食品は、牛乳、乳製品、大豆、大豆製品、魚類、野菜類です。海草、小魚、ゴマなどもカルシウムのよい給源です。
ミネラルバランスが健康に及ぼす影響は、ミネラル以外の栄養成分の影響も受けます。
ミネラルバランスが健康に及ぼす影響は単純ではありません。 骨はカルシウム、リン、たんぱく質を主成分にしています。
これらを摂取する必要があります。 骨のミネラルとして重要ですが、一定量を摂取しなければなりません。
牛乳、乳製品のカルシウムの吸収率は、成人で18〜53%の吸収率です。
カルシウム吸収はカルシウム剤を単独で用いるより、食事と共に摂取すると吸収率が高くなります。
日本人の食生活で摂取しにくいカルシウムの摂取に注意することは重要です。
しかし、カルシウムの摂取だけに注意すれば骨の健全性が保たれるわけではありません。
抗酸化物質とは
生体内における活性酸素によって起こされる細胞のDNAが受ける組織の酸化ストレス障害は、老化(加齢)やがん、動脈硬化などのさまざまな疾患の発生や進行に深く関与しています。
一般には、身体が錆びるともいわれます。
この酸化ストレス障害を抑えるのが抗酸化物質です。
生体内にはスーパーオキシドジムスターゼなどの防御機能があります。 抗酸化物質には、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイドがあります。
植物中色素成分のポリフェノール類の高い抗酸化能力が注目されています。
カルシウムCaの働き
生理作用
体の99%カルシウムCaは、リンと協同して、骨・歯を形成し、維持します。 心筋リズムとすべての筋肉の収縮を調整します。
種々な膜の選択的透過性、流動性の維持に関与。 血液の浸透圧、酸アルカリバランスの調整関与。
細胞の情報伝達に関与。 ホルモン放出に関与。
刺激に対する神経系の過剰な反応を抑え、正常に調整します。
酵素の活性化に働く。
細胞内のセメント物質の維持、細胞間の結合の維持に働きます。
血液の凝固に働きます。
水銀、鉛、カドミウム、ストロンチウムの骨への沈着を防ぐ。
ビタミンや鉄などの一般的ミネラルの代謝を助けます。
カルシウムCa不足
骨筋症状
骨軟化症、骨粗鬆症、骨折、歯が弱い、歯痛、関節痛、筋力低下、手足のしびれ、けいれん
一般症状
動悸、遅脈、抵抗力が落ちる、アレルギー、動脈硬化、腰痛、高血圧、新機能低下、出血過多、痴呆症=認知症
精神状態
イライラ、神経過敏、興奮しやすい、うつ、過緊張
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