2007年09月02日

血液一般の検査値 白血球数(WBC)

関係する主な病気
高値
扁桃炎、肺炎、髄膜炎、骨髄性白血病、細菌感染病、心筋梗塞、脳内出血、気管支喘息、物理的・心理的ストレスなど

低値
再生不良性貧血、悪性貧血、腸チフス、インフルエンザ、風疹、マラリア、敗血症、がんの骨髄転移、抗がん剤投与、放射線照射など

白血球数(WBC)とは、どんな検査
血液中にある白血球は、体の中に細菌など異物が侵入してくると、それを包み込み、白血球自身の中に取り込んで食べて無害化するという役割を担っています。
白血球の食作用は、ばい菌が入った場所へ白血球が集まって炎症作用が起きたということでもあります。

白血球は感染防御と免疫機能の主役です。
静脈血100万分の1リットル中にある白血球の個数、増減を調べ、感染症の診断に役立てる検査です。
白血球数検査は抗がん剤治療や放射線治療、臓器転移後の位置観察などにも用いられます。
一般に、白血球が急に増加するのは、体内に異物が侵入してきたときと、扁桃炎や肺炎など細菌性の感染症で、血液を造っている骨髄で異常が起きたときです。
白血球が急に減るのは一般に、白血球の製造元、骨髄が白血球の破壊処理工場の脾臓のどちらかに異常があった場合です。

検査値を読むと
同じ血液中の成分でも、赤血球が約4ヶ月も生きているのに対して、白血球の寿命は3~4日ほどです。
短命の白血球の数は変動が激しく、数値は朝に低く、午後には10%ほど高くなる傾向があります。
激しい運動や入浴、出血などの物理的ストレスや心理的ストレスでも増加します。喫煙者の数値はたばこを吸わない人に比べてやや高めです。
年齢別では、白血球数は青年期から成人期にかけて少しずつ増加し、老年期に向かって徐々に減少していく傾向が見られます。

一般の基準値
2,700~10,000マクロリットル